[As Seen On DIME] 割り箸がオフィス家具に!コクヨとChopValue Japanが箸でサーキュラーエコノミーを実現
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コクヨは、カナダの企業である「ChopValue Japan」と、使用済み割り箸をリサイクルした内装材を用いたオフィス家具の開発や検証を、4月から開始した。
ChopValue Japan提供(左:使用済み割り箸を「ごみ」から「資源」へ、右:割り箸をリサイクルして作られた特製材を使用したカウンターテーブルと壁パネル)
使用済み割り箸をリサイクルした内装材を用いたオフィス家具の開発・提供
近年、企業におけるサステナビリティへの取り組みの重要性が高まる中、オフィス家具においても環境配慮型製品への需要が高まっている。
コクヨはマテリアリティ目標として2030年までにコクヨグループ(海外含む)が取り扱う循環型商品の売上高を80%以上とすることを掲げており、本取り組みはその一環だ。
ChopValue Japanは、使用済みの割り箸をリサイクルし、板状の素材に加工して家具や内装材を製造する循環型ビジネスモデルを展開し、2024年11月より川崎市内に同社の日本初の工場を稼働させている。
第一弾の試作品のオフィス家具
日本国内で回収した割り箸は、ChopValue Japan独自の技術により高品質な内装材として生まれ変わり、その内装材にコクヨのオフィス家具の構造を組み合わせ、デスクやテーブル、ラックなどを開発する。
まず第1弾の試作品として、使用済み割り箸をリサイクルした内装材(t=25mm)を、天板サイズW1,600mm×D800mm、天板サイズ直径760mmに成形し、テーブルを制作した。
今後、オフィス家具商品として必要な機能や品質、製造方法などの検証や実験を行い、両社の技術と知見により、自然由来の素材を生かした美しい質感と品質の両立を目指す。
「THE CAMPUS」での計測イメージ
今回の取り組みにあたり、コクヨの働き方の実験場である「THE CAMPUS」では、使用済み割り箸が施設内でどの程度破棄されているかの計測を開始した。
2025年3月の実験では、1日あたり約260本が破棄されており、約30日間で天板1枚分に相当する量であることが確認できた。
自社オフィスで排出される使用済み割り箸を実際に回収し、オフィスでの資源循環の実例を示すことで、自社社員を中心に環境意識の啓発と行動変容の促進を図る。
またChopValue Japanでの建材製造過程では、廃棄物を高機能な素材に低コストでリサイクルし、二酸化炭素を固定する。接着剤なども環境に配慮した材料を使用し、製品のライフサイクル全体での環境負荷低減を実現していく。
今後、両社では、オフィスから排出される資源を同じオフィスで再利用することによって、持続・拡大可能なサーキュラーエコノミー(循環型経済)のシンボルとなる商品を提供することを目指すとのこと。
※記載されている会社名、サービス名および商品名は、各社の登録商標または商標。