[As seen on JIJI PRESS] 開催決定!サーキュラーエコノミーカンファレンス「GREEN WORK HAKUBA vol.5」白馬村でのサーキュラーエコノミー実証を探る3日間
[一般社団法人白馬村観光局]
国内外の先進的なサーキュラーエコノミー実践者にご登壇いただきます。
一般社団法人 白馬村観光局(所在地:白馬村北城7025、代表理事 伊藤英喜)は、株式会社新東通信(所在地:愛知県名古屋市 代表取締役谷喜久郎)と共同で、循環型の経済モデル「サーキュラーエコノミー」をテーマに、地域のあるべき姿を提示し実装を目指すプログラム「GREEN WORK HAKUBA vol.5」を2023年9月6日-8日の3日間開催します。
GREEN WORK HAKUBA とは
「GREEN WORK HAKUBA」は、白馬村の事業者や村外のパートナー企業が、カンファレンス、ワークショップを重ねながら白馬村の未来をつくっていくプロジェクトです。2020年9月に開催された第一回目を皮切りに、4回にわたり開催されてきました。これまでに300名以上が参加、50名を超える第一人者・実践者の方にご登壇いただき、2021年度にはグッドデザイン賞を受賞しています。
公式サイト:https://www.vill.hakuba.nagano.jp/greenworkhakuba/
このたび、第5弾となる「GREEN WORK HAKUBA vol.5」(2023/9/6-9/8) の開催が決定いたしました。5回目となる今回は、「あたらしい出会い。おもしろい未来。」をコンセプトに、「参加者同士の交流」と「白馬での実証」に重きを置いたプログラムを実施いたします。
イベント概要
カンファレンス名:GREEN WORK HAKUBA vol.5
開催日:2023年9月6日(水)~9月8日(金)
会場:白馬樅の木ホテル(長野県北安曇郡白馬村北城4683−2)
内容:国内外の先進的なサーキュラーエコノミー実践者によるセミナー・ピッチ、「修理する権利」を学ぶワークショップ、白馬での実装を考えるディスカッション他
参加予定人数:約45名
参加予定企業数:約30社
主催:白馬村観光局
参加費用:10万円(税別)
プログラム
<DAY1: 2023年9月6日(水)>
海外のサーキュラーエコノミー先進地域の分析や先進的な実践事業者の講演から、サーキュラーエコノミーの実装について学びます。
◯KEYNOTE
■ 加藤 佑 氏
ハーチ株式会社 代表取締役
2015年にハーチ株式会社を創業。社会をもっとよくする世界のアイデアマガジン「IDEAS FOR GOOD」、サーキュラーエコノミー専門メディア「Circular Economy Hub」、横浜のサーキュラーエコノミープラットフォーム「Circular Yokohama」など、サステナビリティ領域のデジタルメディアを運営するほか、企業・自治体・教育機関との連携によりサステナビリティ・サーキュラーエコノミー推進に従事。英国CMI認定サステナビリティ(CSR)プラクティショナー。東京大学教育学部卒。
◯SESSION
■ 中里 唯馬 氏 ※オンライン登壇
株式会社YUIMA NAKAZATO CEO/クリエイティブディレクター
1985年生まれ。2008年、ベルギー・アントワープ王立芸術アカデミーを卒業。 2015年に「株式会社YUIMA NAKAZATO」を設立。2016年7月にはパリ・オートクチュール・ファッションウィーク公式ゲストデザイナーの1人に選ばれ、コレクションを発表。その後も継続的にパリでコレクションを発表し、テクノロジーとクラフトマンシップを融合させたものづくりを提案している。また自らが発起人となり、2021年7月より、未来を担う次世代のクリエイターのためのFASHION FRONTIER PROGRAMを創設。オートクチュール・ファッションウィークを通じて最先端のファッションを提案しながら、社会的課題にも取り組む。
■ Felix Bock 氏
ChopValue CEO
経験豊富な木材エンジニアであり、情熱的な起業家でもある。バンクーバーを拠点に、持続可能な素材革新の最前線に立つ循環型経済ビジネスであるChopValue(チョップバリュー)社を創設。世界65カ所以上に分散型のグローバル製造ネットワーク構築に重点を置き、各マイクロファクトリー(小規模な工場)では、同社独自の技術を駆使し、廃棄物を資源化し付加価値を生み出し、様々な用途に応える高品質かつ市場ニーズに適した製品を開発している。ChopValueは、環境的な影響力と持続可能性が評価された証であるトップ5%のB-Corporation(Bコーポレーション)の国際的認証を受けている。
■ 阿座上 陽平 氏
アグリカルチャー プロデューサー
ゼブラアンドカンパニー共同創業者/代表取締役
早稲田大学商学部卒。メディア企業、デジタルエージェンシーを経て、BAKEに従事し成長に貢献。BAKE時代より事業を共に作ってきた長沼真太郎の再チャレンジに際しユートピアアグリカルチャーなどの事業プロデュースを行う。個人では社会課題の解決と自立的経営の両立を目指す「ゼブラ」の考えに共鳴し、2021年にゼブラアンドカンパニーを創業。
■ 馬奈木 俊介 氏
株式会社aiESG 代表取締役
GDPでは推し量れない国の豊かさなど数値化されていない技術や制度を定量化し、その価値を可視化する研究を行う九州大学都市研究センター長 & 主幹教授。
国連「新国富報告書2018」代表、IPCC代表執筆者、IPBES統括代表執筆者。その他、多くの国際機関や企業との連携を実施。2022年、研究成果をもとに企業が生み出す製品やサービスの一つひとつについて、ESG評価を行うスタートアップaiESGを創業
◯TALK SESSION
■ 白馬村村長 丸山 俊郎氏 × SyncMOF × iforest × INOAC
白馬村でサーキュラーエコノミーに取り組む3社と、白馬村村長によるパネルディスカッションを実施。これからの白馬が目指す姿についてお話しいただきます。登壇する3社は、新素材「MOF」の社会実装を手がけるスタートアップSyncMOF。森林資源の価値化に向けボランタリークレジットマーケットの構築を目指すクリーンテックベンチャーiforest。[1] 日本で初めてウレタンフォームの生産を始めたウレタン発泡技術のリーディングカンパニーINOAC。各社がなぜ白馬村で事業を始めたのか、歴代最年少で着任した丸山村長とともに、白馬村の可能性を探ります。
<DAY2: 2023年9月7日(木)>
AMは、白馬村の自然を感じるフィールドワークを実施。PMは、国内外のサーキュラーエコノミー事例をインプットし、ワークショップでは実際に電化製品を分解しながら「修理する権利」について考えます。
◯分解教室 presented by iFixit
「修理する権利」の牽引役として知られる米iFixitのCEOカイル・ウィーンズ氏によるビデオプレゼンテーションや、日本語ローカライゼーションリードの土井みどり氏による、最新ガジェットの分解ワークショップを行います。実際に、修理ガイド作成で使用されたラップトップPCやスマートフォンなどを、iFixitのツールキットを使って分解。ツールの正しい使い方からトラブルシューティングの方法、電子製品の設計を学びます。ガジェットが壊れた時に「まずは自分で修理をしてみる」ための自信と知識を得るだけでなく、他者と協力をしながら修理体験を行うことによるコミュニケーションの活性化を体験していただきます。
■ iFixit
2003年に設立、カリフォルニア州サンルイスオビスポ市に本社を置く。電子機器を中心に家電製品、医療器具、車両などあらゆるモノに関する修理情報の提供を始め、交換パーツや特殊工具の設計及び販売を手がける。修理を支援する世界最大のリペアコミュニティも運営し、12カ国語に対応。約10万件以上の修理マニュアルを公開し、世界で月800万のユーザーが来訪している。Microsoft, Google, Samsung, Nokia, Patagoniaなど大手メーカーと連携して修理しやすい設計を推進し、純正部品の販売も行う。消費者や政治家、NGOのみならず、政府関連機関を巻き込みながら、「修理する権利」の法施行に向けて社会的な合意形成を図り、修理を取り巻くエコシステムに大きな変革をもたらそうとしている。
<DAY3: 2023年9月8日(金)>
DAY1、DAY2でのインプットを踏まえて、参加者同士の共創事業のアイデアや白馬のビジョン達成のためのアイデアを出し合うディスカッションを実施します。また、サーキュラーエコノミーの体験コンテンツもご用意しております。
◯体験コンテンツ
■ PoC TECH株式会社
企業や研究開発部門で培われた成果をより強みとして活かすためのアドバイス、企業の製品・サービス化にむけた試作開発の短期間POC(Proof of Concept:概念実証)の実施やコンセプト開発を行う企業です。再生可能エネルギー事業の提案や展開も行なっており、新しい自然との調和を目指したアウトドアライフの一環として、太陽光による電力を活用したサスティナブルなサウナシステムの共同開発などを手掛けています。今回は、このサウナシステムのお話と併せて、イベント会場でつくりたてのエネルギーから食に循環してゆく仕組みを楽しむ体験コンテンツをご用意しています。
申し込み手順
▶︎参加をご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/qvTDDetyDngkQrd46
<プロジェクトチーム>
「サーキュラーエコノミーで世界をあかるく、たのしく変える。」をテーマに、社会課題の解決に取り組む共創型のプロジェクトチームです。GREEN WORK HAKUBAでは、第1回の立ち上げから全体のプロデュース、クリエイティブワークを担当。
CIRCULAR DESIGN STUDIO.: https://cdstudio.jp/
<サーキュラーエコノミーとは>
資源を採掘して生産、消費、廃棄するという従来のリニア・エコノミー( 直線型経済) や、廃棄物をどう有効活用するかというリサイクリング・エコノミーとは異なり、そもそも廃棄物がでない仕組みをつくる経済モデルのこと。経済活動はもちろんのこと、地球環境や労働環境を踏まえた持続可能な社会を実現し、人々のウェルビーイング(幸せ)を達成する手段として、欧州を中心に世界中で注目を集めています。