[As Seen on Yahoo! JAPAN] この盾、何からできているかわかる? 川崎市を「資源の宝庫」に変える「循環の未来」【川崎市中原区】
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今もっとも気になっている会社
さて、最近「川崎グルメ」のお仕事をいただくことが増えてきた、と先日書きましたが、もともと私の記事は「トレンド&カルチャー」を扱ってきました。
グルメとはとても近しい存在の、「割り箸」のアップサイクルをする会社の国内第一号拠点が、川崎にあり、しかも私の住む武蔵小杉から目と鼻の先だということを知り、これはぜひ自分もこの目で見たい!と思い、取材を申し込みました。

話をきくにつけ、本当にすごい会社だったので、ぜひみなさまにも知っていただきたく、レポートさせていただきます。
ChopValue Japan
さて、やってきたのは、中原区上小田中の住宅街の中。
住宅街とはいっても、もともと小さな工場の多い地域ですね。
スタッフのYaeさんが、工場の中を案内してくれました。

こちらが、チョップバリューの外観です。
一見なんの工場かな? とわかりませんが…
市内の飲食店などから割り箸を回収
こちらに市内から回収してきた、割り箸が集められています。

通常の割り箸(アスペン)もあれば、竹でできた割り箸もあります。

その二つを分類して、アップサイクルへの道を切り開きます。
こちらのボックスを、飲食店で見たことがある人もいるのかな?

集めてきた割り箸を整列させる機械
山盛りになっていた割り箸をこちらの機械に乗せて、稼働させると、なんとも綺麗に整列されました! この工程、見ていてもすごく楽しい。

水溶性のレジンでコーティング
整列された箸は、こちらの機会で綺麗にコーティングされます。
使用済みのお箸を使うことに抵抗がある方もいるかもしれませんが、このプロセスで除菌とコーティングを行うことができるそうです。

タイルにして形成
そして、この割り箸をギュッと圧縮して、タイルにします。
そのマシンもめちゃくちゃかっこよかったんですが、その姿は企業秘密ということで、ぜひご想像ください。
これが…
ギュギュギュギューッとプレスされて…

こうなる!!
おおおー!半分くらいの厚みになっていますね!!

このタイルが繋ぎ合わされて、テーブルになったり
こんなカッコいい椅子になったり…

飲食店の名前を入れた盾になったり!!!
なんと、これは以前に私の記事でもご案内した白いカレーうどんで有名な「路じ」さんの盾!!

白雪姫のように美しい「白いカレーうどん」は梅雨時にこそ食すべき!
さすが、ちゃんと環境に配慮されているんですねー。動きも早くてすてき!!

素材も、家具などに展開しやすいように、色や外の模様の見え方など、日々さまざまに工夫がされているそうです。
2階の事務所へ
工場見学を終えて、2階へ!
2階には、事務所スペースがあり、そちらにも素敵な空間が広がっていました。

こちらで、会社の設立理念や、川崎にマイクロファクトリーの一号店ができた経緯などをお伺いします。
チョップバリューは、ドイツ出身のフェリックス・ベック(Felix Bock)さんが、2016年にカナダのバンクーバーで、使用済み割り箸を資源として再利用する「アーバン・ハーベスティング」の概念に基づき創業した会社だということです。
2025年の4月に、日本初のフラッグシップ・マイクロファクトリーとしてこの川崎市の工場がオープンしました。
割り箸をアップサイクルする、ということを主眼に捉えると、割り箸の利用量が多い日本への進出はむしろ遅すぎるくらいと感じますが、そこには日本の企業文化独特の、海外企業の進出の難しさも絡んでいたのでしょうか。

この工場のグランドオープンに先立っては、家族、友人、ご近所の方を招いて「ファミリーデー」を開催したのだそう。
これこれ!この雰囲気!!
会社は、社会のため、働いてくれる人のため、その家族のため、地域のためにあるという考え方が表れていて、なんだか胸が熱くなりますね。こんな会社の第一号が川崎にあるなんて、素敵すぎる!
コクヨ・竹中工務店とも共同研究開発
国内のコクヨ、竹中工務店ともパートナーシップを締結して、一緒にサステナブルな開発のための共同研究を進めているのだそう。
こちらに飾ってあるパートナーシップの締結書、いや、締結板というべきでしょうか? これもチョップバリューの割り箸タイルですね!! カッコいい!!

循環型社会の拡大を目指して
ChopValueの理念は聞けば聞くほど、首がもげるほど頷きたくなります。
かつては環境に悪いと思われていた使い捨ての割り箸ですが、今はプラスティックの箸を洗浄するのに必要な水や、熱量を総合的に計算して、むしろ割り箸のほうがエコであるという考えが主流です。
しかも、このようにアップサイクルできるとなれば、鬼に金棒ですね。森林を伐採しなくても、他国からの輸入に頼らなくても、家具や建材が作れるなんてすごいことです。
日本は資源の多い国ではありませんが、割り箸の消費量はもちろん世界で最も多い国の一つであり、割り箸を資源にできるようになったら、一気に資源大国になっちゃう?

そんな話をしてくれるスタッフのKentaroさんですが、どこかで見たような…
あ!以前、武蔵新城のカフェ「CHILL」のスタッフをしていた健太郎さんだ!!
「5丁目の夕日」を楽しむ屋上ビアガーデンが始動 元サウナのアートカフェで(2021/7/15の記事に登場されています。)
聞くと、YaeさんもかつてCHILLのスタッフさんだったということで、CHILLは惜しまれつつ営業を終えましたが、こちらでご活躍されていたんですね。
資源だけでなく、人材も素敵に循環する川崎市!!!
チーズボードやタブレットスタンド
コースターやチーズボード、タブレットスタンドなど、私たちの身の回りで使える雑貨なども作っていて、とてもかっこいいのですが、こちらは現在はイベントなど特別な時にしか登場しないそう。
なぜなら、やはりB to CよりもB to Bの方が、社会に与える影響が大きく、それほど「循環型社会」の拡大は差し迫った課題となっている、ということです。

確かにその通りですよね。
ChopValueさんと、国内の素敵な企業がたくさん手を組んで、私たちの身の回りを、循環型に変えていくことを応援したいですね。
それはなにも、大企業さんだけではなく、市内のさまざまな飲食店さんが、今ChopValueさんの理念に共感して、使用済みの割り箸をChopValueの回収に出しているそう。
ChopValueの回収車
飲食店さんがとっておいてくれた割り箸は、ChopValueさんのこの回収車が市内を巡って、集めてくるのですって。

市内でこの車が走っているのを見かけたら、資源を循環させてるんだな、と幸せな気分になれそうです。(ドクターイエローか)

ナンバープレートにも注目!割り箸が4本並んでる…!
実際、国内で必要な木材の代わりになるような量の資材を作ろうと思ったら、とても川崎のマイクロファクトリーだけでは足りないので、ChopValueさんは、現在国内に100もの拠点を作ろうと頑張っているそう。
くどいようですが、その第一号拠点は「川崎」。
これは、世界に誇っていいのではないかしら〜…、なんて思う私なのでした。
多くの人に、ChopValueさんのことを知って欲しいな。
私が川崎のグルメやトレンドを発信する中で出会った企業や、飲食店さんたちに、私もこの取り組みを伝えていきたいと思います。
また、私が展開する宿泊事業でもコラボできたらうれしいな!
興味を持った方は、ぜひこの記事を知り合いの企業の方や、飲食店の方に教えてあげてくださいね。
今日も川崎は、Fun Fun Fun♪
ChopValue Japan
住所:川崎市中原区上小田中2-5-40
公式サイト:ChopValue Japan
公式インスタグラム:chopvalue_japan